介護者の腰痛予防Q&A

Q:なぜ介護する人は腰痛になりやすいのですが?
A:介護者が自力で要介護者を抱え上げたり、前屈、中腰、ひねりなどの不自然な姿勢を頻繁にとったりするためです。こういったことが腰痛を発生させる最大の要因と考えられています。

Q:どうすれば腰痛を予防したり、腰の負担を軽減したりできますか?
A:腰痛を予防するためにはできるだけ人や重量物を持ち上げたり、不自然な姿勢をとったりしないようにします。このようなことをしないようにするには難しい場合もありますが、ちょっとした工夫で改善できることもあるのでその工夫を大きく4つに分けてご紹介します。

  1. 要介護者の残存機能の活用 要介護者にはできるだけ自分で動いてもらいます。例えは手すりを握ってもらったり、介護者の体にしがみついてもらったりします。これは要介護者の機能維持にも役立ちます。
  2. 移乗リフトやスライディングボードなどの福祉用具の利用 肝心なのは道具を使うことにより、人力での抱え上げをできるだけ減らすことです。
  3. 適切な作業姿勢や動作の徹底 前屈や中腰姿勢は膝を着いた姿勢に置き換えます。また、ひねった姿勢は体ごと向きを変え、正面を向いて作業するようにします。どうしても不自然な姿勢を取らざるを得ない場合には壁に手をつく、床やベッドの上に膝を着くなどして体を支えます。
  4. 作業環境の見直しをする 介助する環境に棚や机などがあって狭い場合には別の場所に移すか、キャスターなどを取り付けて移動できるようにします。
以上のような工夫をすることで、今の状態より少しでも良くしていくことが大切です。